iMS20 Help

はじめに

演奏の準備

  1. iPad のホーム画面に表示される iMS-20 アイコンをタップしてアプリを起動します。
  2. iPad 本体のボリュームが上がっていること、ミュートされていないことを確認します。
  3. アプリ起動後に、表示されるキーボードをタップして音が鳴れば準備完了です。
ヘッドホンや外部スピーカー(アンプ内蔵スピーカー)を用いると、より高音質でお楽しみいただけます。



基本的な知識

KORG iMS-20 は1台のモノフォニック・シンセサイザーとして演奏することはもちろんのこと、シーケンサーやドラム・マシンなどを使って幅広い音楽制作が可能なアプリです。ここでは、KORG iMS-20 を使う上で必要となる基本的な知識を説明します。

一般的なシンセサイザーやシーケンサー、音楽の知識については、他の書籍やウェブの情報をご覧になることをおすすめします。


シンセサイザー(MS-20)の使い方

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1
波形と音の高さ(ピッチ)を選ぶ

VCO(VOLTAGE CONTROLLED OSCILLATOR)にて、発音する波形と音の高さを決定します。WAVE FORM で波形を選択し、SCALE と PITCH で音の高さを設定します。2つの VCO には別々の波形を設定することができます。ここで生成された波形を元に、その後のフィルターなどで加工して音色を作ります。

2
音色を変える

VCF (VOLTAGE CONTROLLED FILTER) にて、VCO で出力した波形にフィルターをかけて音の明るさを調整します。ローパス・フィルターとハイパス・フィルターを使って音を丸めたり、尖らせたりすることができます。

3
音量を操作する

VCA(VOLTAGE CONTROLLED AMPLIFIER)とEG(ENVELOPE GENERATOR)にて、音が鳴り始めてから消えるまでの音量の時間的な変化を操作します。ATTACK TIMEを長くして音がゆっくり鳴り始めるようにしたり、RELEASE TIMEを短くして音がすぐに消えるように設定することができます。

4
時間的な変化を与える

EG(ENVELOPE GENERATOR)は音量以外にも、音程や音色に対しても時間的な変化を付加することができます。たとえば、発音のタイミングで音程が下がっていったり、音色が徐々に明るくなったりします。また、MG(MODULATION GENERATOR)では周期的な「ゆれ」を同じく音程/音色/音量に与えることができます。

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パッチング

MS-20 を構成する各モジュールの接続を変えたり、ノイズ・ジェネレーターを加えたり、より高度な音作りを行うことができます。さまざまな結線を試して、自分だけのセッティングを見つけてください。


シーケンサーの使い方

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1
発音のタイミングを決める

発音のタイミングと音の長さは GATE で設定します。GATE を25%以上に設定したステップの音が鳴ります。また、発音は GATE 以外にも VOLUME で設定することができます。その場合、GATE を25%以上にして音の長さを設定し、VOLUME で発音とその音量を操作します。

2
音程を決める

音程は PITCH と OCTAVE で設定します。ステップごとに音の高さを設定することで、フレーズを作ることができます。

3
音色を変える

音色は PARAMETER と VOLTAGE で設定します。シンセサイザーの音色をステップごとに変化させることができます。


ドラム・マシンの使い方

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1
発音のタイミングを決める

各パートのステップ・スイッチをオンにすると音が鳴ります。「SEQ EDIT」では音の長さや音量、音の位置など、ステップごとに細かく設定することができます。

2
音色を変える

「SOUND EDIT」では、6つのパートに MS-20 で作った音色を設定します。MS-20 のパラメーターをエディットしたり、既に用意されている音色から選択することができます。


パターンとは

KORG iMS-20 では、「パターン」と呼ばれる短いフレーズを最小単位として演奏します。1つのパターンでは、以下のシンセサイザーやドラム・マシンを同時に使うことができます。

  • シンセサイザー:1台
  • シーケンサー:1台
  • ドラム・マシン:1台(6パート)
  • ミキサー
  • シンセ・エフェクト
  • マスター・エフェクト

1つのパターンをリアルタイムに変化させながら演奏したり、作った複数のパターンをリアルタイムに切り替えて演奏することもできます。


ソングとは

作った複数のパターンを順番に並べて曲を作ることができます。


セッションとは

作ったパターンやソングは、すべてまとめて「セッション」という単位で管理します。1つのパターンだけを作って演奏する場合も、複数のパターンを使って曲を作る場合も、それらをすべてセッションとして保存します。セッションの構成は、以下の図のようになっています。

session_structure.jpg

1つのセッションに保存されるもの

  • SONG:1曲
  • PATTERN:16個
  • DRUMS の音色:6パート分
  • MIXER / MASTER EFFECT の設定
  • TEMPO / SWING の設定
    DRUMS の音色、MIXER、MASTER EFFECT、TEMPO / SWING は、1つのセッションで共通です。

パターンごとに記録されるもの

  • SYNTH のシーケンス・データ
  • DRUMS のシーケンス・データ
  • SYNTH の音色
  • KAOSS PAD の設定
  • PATTERN CHANGE - STEP GRID の設定



基本的な操作

ノブ

2つの操作方法を用意しています。GLOBAL の SETTINGS で設定します。

指でノブを上下に動かします。

Linear(直線)

指でノブを回すように操作します。

Rotary(回転)

フリック(ノブを指ではじく操作)でパラメーターを微調整することもできます。

パラメーターを細かい単位で増やします。

上方向にフリック

パラメーターを細かい単位で減らします。

下方向にフリック

パラメーターをさらに細かい単位で増やします。

右方向にフリック

パラメーターをさらに細かい単位で減らします。

左方向にフリック

パッチング

ジャックを指でタップするとケーブルが表示され、そのまま他のジャックにドラッグして繋ぎます。アウトプット用ジャックとインプット用ジャックを繋ぐことができます。ケーブルを外す場合は、接続されているケーブルのアウトプット用ジャックまたはインプット用ジャックをタップし、ジャック以外の箇所にドラッグして指を離します。

ドラッグによる画面移動

シンセサイザーとシーケンサーが上下に表示されている SYNTH 画面では、ノブやスイッチ以外の箇所を指で縦方向にドラッグさせることで、表示の範囲をスクロールします。SYNTH EDIT セクションの「ZOOM MS-20」がオンで「PATCH PANEL」を表示している場合は、縦方向にドラッグさせることで、シーケンサーのパッチ部を表示することもできます。

フリックによる画面移動

SYNTH モード時に SYNTH EDIT セクションの「ZOOM MS-20」がオンの場合、ノブやスイッチ以外の箇所を指で横方向にフリックすることで、「CONTROL PANEL」と「PATCH PANEL」を切り替えることができます。

ダブル・タップによる画面移動

SYNTH モード時に MS-20 の VOLTAGE CONTROLLED AMPLIFIER 部をダブル・タップすることで、「ZOOM MS-20」がオンになり「CONTROL PANEL」に切り替わります。また、パッチ部のロゴ付近をダブル・タップすることで、「PATCH PANEL」に切り替わります。「CONTROL PANEL」や「PATCH PANEL」からダブル・タップで戻ることもできます。