Polysix for Reason | マニュアル
Overview
Polysix

Polysixソフトウェア・シンセサイザー(以下Polysix)では、KORG独自のCMT(Component Modeling Technology)によって、オリジナルのPolysixを完全に再現しています。また、これらのオリジナル・サウンドやコントロールの忠実な再現に加え、最大32ボイスのポリフォニック設定、最大16ボイス(スプレッド機能付き)のユニゾン設定、LFOやアルペジエーターのMIDIクロックへの同期、自由なエクスターナル・モジュレーション設定など、多彩な音創りを可能にする多数の新機能を搭載しています。

Polysixのオリジナル・パラメーターについては、「Polysix取扱説明書」と「Polysixセッティング・チャート」もあわせて参照してください。

VCO
Polysix_VCO

VIBRATO INT [0-10] - VCOのピッチにかけるモジュレーションの深さを調節します。
OCTAVE [16’, 8’, 4’] - オクターブを切り替えます。
WAVEFORM [ SAW, PW, PWM] - オシレーターの波形を選択します。
PW/PWM [0-10] - “WAVEFORM”でPWまたはPWMを選択したときの波形のパルス幅を調節します。
PWM SPEED [0-10] - “WAVEFORM”でPWMを選択したときの周期の速さを調節します。
SUB OSC [OFF, 1OCT, 2OCT] - サブ・オシレーターを設定します。

VCF
Polysix_VCO

CUTOFF [0-10] - フィルターのカットオフ周波数を調節します。
RESONANCE [0-10] - カットオフ周波数付近の音域を強調します。ノブを最大付近にするとフィルター自身も発振します。
EG INTENSITY [-5-+5] - EGでカットオフ周波数を変化させます。
KBD TRACK [0-150] - 入力されたノートのピッチに比例してカットオフ周波数を変化させます。100にすると、カットオフ周波数の変化がピッチに比例します。

VCA
Polysix_VCA

MODE [EG, GATE] - 音に時間的な変化を与えるエンベロープ・ソースを選択します。
ATTENUATOR [-10-+10] - プログラムの音を調節します。

EG
Polysix_EG

ATTACK [0-10] - ノート・オンからアタック・レベルに到達するまでの時間を調節します。
DECAY [0-10] - アタック・レベルに到達してからサスティン・レベルへ移行するまでの時間を調節します。
SUSTAIN [0-10] - サスティン・レベルを調節します。
RELEASE [0-10] - ノート・オフからレベルが0になるまでの時間を調節します。

OUTPUT
Polysix_OUTPUT

PAN [-5-0-+5 (L-C-R)] - Polysixの出力の定位を設定します。
VOLUME [0-10] - Polysixの出力レベルを調整します。

MG
Polysix_MG

TEMPO SYNC [ON, OFF] - ONにすると、ホスト・アプリケーションでのテンポにMG(モジュレーション・ジェネレーター)が同期します。
KEY SYNC [ON, OFF] - ONにすると、ノート・オンするたびにMG(モジュレーション・ジェネレーター)の位相がリセットされます。
BASE NOTE [1/1-1/32] - “TEMPO SYNC”ON時に、同期しているテンポに対して“BASE NOTE”で選んだ音符を“FREQUENCY”ノブで設定する“TIMES”の数だけ並べた長さをMGの一周期として設定します。“TEMPO SYNC”OFF時は、無効になります。
FREQUENCY [0-10/1-16] - “TEMPO SYNC”ON時は、“BASE NOTE”と組み合わせてMGの周期を設定します。(“BASE NOTE”参照)“TEMPO SYNC”OFF時は、MGの周波数を調節します。
DELAY [0-10] - ノート・オンからMGによる効果がかかるまでの時間を調節します。
LEVEL [0-10] - MGによる効果の深さを調節します。
MODE [VCO, VCF, VCA] - MGによる効果をかけるモジュールを選択します。

ARPEGGIATOR
Polysix_ARP

ON/OFF [ON, OFF] - アルペジエーターのオン/オフを切り替えます。
KEY SYNC [ON, OFF] - ONにすると、ノート・オンする度にアルペジエーターがリセットされます。
TEMPO [ON, OFF] - ONにすると、ホスト・アプリケーションでのテンポにアルペジエーターが同期します。
BASE NOTE [1/1-1/32] - “TEMPO SYNC”ON時に、アルペジオ・パターンの分解能を設定します。 “TEMPO SYNC”ON時に、同期しているテンポに対して“BASE NOTE”で選んだ音符を“SPEED/TIMES”-ブで設定する“TIMES”の数だけ並べた長さを、アルペジエーターによるパターンの一周期として設定します。“TEMPO SYNC”OFF時は、無効になります。
SPEED/TIMES [0-10/1-16] - “TEMPO SYNC”ON時は、“BASE NOTE”と組み合わせてアルペジエーターによるパターンの周期を設定します。(“BASE NOTE”参照)“TEMPO SYNC”OFF時は、アルペジエーターのパターン演奏のスピードを調節します。
RANGE [FULL, 2OCT, 1OCT] - アルペジエーターの演奏範囲を設定します。
MODE [UP, DOWN, UP/DOWN] - アルペジエーターが演奏するパターンを選びます。
LATCH [ON, OFF] - ノート・オフにしてもアルペジエーターによる演奏を続けるかを設定します。

PITCH
Polysix_PITCH

BEND RANGE [0-12 (0-1oct)] - コンピューターに接続したMIDIデバイスのピッチ・ベンダーを操作したときのピッチの変化量を設定します。ここでは、ピッチ・ベンダーを+方向へ最大にしたときのピッチの変化量を設定します。
TRANSPOSE [-24-+24 (-2oct-+2oct)] - オシレーターのピッチを半音単位(100cent)で設定します。調整範囲は±2オクターブです。
TUNE [-5-+5 (-100cent-+100cent)] - オシレーターのピッチをセント単位で調整します。調整範囲は±100centです。

KEY ASSIGN MODE
Polysix_KeyAssign

HOLD [ON, OFF] - ONにすると、ノート・オン後の音がホールド状態になります。
UNISON [ON, OFF] - ユニゾンで発音します。
POLY [ON, OFF] - ポリフォニックで発音します。“UNISON、“POLY”は、どちらか1つをONにすると、一方はオフになります。
VOICES TOTAL [01-32] - 最大同時発音数を設定します。
VOICES UNISON [01-16] - ポリフォニック時のユニゾンでの発音数を設定しますポリフォニック時の最大同時発音数は、 “VOICES TOTAL” と“VOICES UNISON”の設定 に依存します。実際の最大同時発音数は“VOICES TOTAL”を “VOICES UNISON”で割った値になります。
UNISON DETUNE [0-10] - “UNISON”を複数の音に設定してユニゾンで発音させたときに、同時に発音する音をデチューン(音程をずらす)させます。“UNISON”が1(単音)の場合は無効になります。
UNISON SPREAD [0-10] - “UNISON”を設定してユニゾンで発音させたときに、各ボイスの出力をLチャンネルとRチャンネルに振り分けます。“UNISON”の設定が奇数の場合は、1ボイスだけはセンターに定位します。
ANALOG [0-10] - ノート・オンの度にオシレーターのピッチとフィルターのカットオフ周波数をランダムに変化させます。

EFFECTS
Polysix_EFFECTS

MODE [OFF, CHORUS, PHASE, ENSEMBLE] - エフェクトのモードを切り替えます。コーラス、フェイズ、アンサンブルの中から選択できます。
SPREAD [0-10] - エフェクト音の定位を設定します。
SPEED/INTENSITY [0-10] - エフェクトの周期と効果の深さを調節します。“MODE”でコーラスかフェイズを選んだ時は周期を、アンサンブルを選んだ時は効果の深さを調節します。

EXTERNAL MODULATION
Polysix_EXTERNAL MODULATION

SOURCE1, SOURCE2[None, Velocity, KBD Track, Aftertouch, Pitch Bend, Mod Wheel, CV1, CV2] - エクスターナル・モジュレーションで使用するモジュレーション・ソースを設定します。
EXTERNAL MODULATION 1, EXTERNAL MODULATION 2 - “SOURCE1”、“SOURCE2”で設定したモジュレーション・ソースで以下のパラメーターにモジュレーションをかけます。
VCO PULSE WIDTH [-5-+5] - オシレーター(VCO)の“PW/PWM”にかけるモジュレーションの効果の深さと方向を設定します。
VCF CUTOFF [-5-+5] - フィルター(VCF)の“CUTOFF”にかけるモジュレーションの効果の深さと方向を設定します。
VCA GAIN [-5-+5] - アンプ(VCA)にかけるモジュレーションの効果の深さと方向を設定します。
MG LEVEL [-5-+5] - MG(モジュレーション・ジェネレーター)の“LEVEL”にかけるモジュレーションの効果の深さと方向を設定します。

More Resources

Polysix for Reason 製品情報
Polysix for Reason | サポート・ページ

Polysix取扱説明書(オリジナル)
Polysixセッティング・チャート(オリジナル)

Propellerhead 日本語ウェブサイト